診察案内

当院の特色

当院では「予防歯科」に重点を置いて診療を行います。
歯とムシ歯菌を壁とネズミにたとえるならば、
従来の歯科治療は、ネズミにあけられた壁の穴を、
ネズミを放置したまま埋める作業でした。
ですが、ネズミを放置したままでは
どんなにきれいに穴を埋めてもまた穴をあけられて、
再度穴をうめる作業の繰り返しとなってしまいます。
「予防歯科」は、ネズミの特性を把握し、壁に
穴をあけられる前にネズミを退治する考え方です。
歯の寿命が長い欧米では、予防歯科・定期検診の
考え方が一般的になりつつあります。

妊娠すると口腔環境が変わる?

妊娠すると、女性ホルモンが増える影響で歯周病菌が
繁殖しやすい口腔環境になります。
どれくらい口腔環境が変わってしまうのかと言うと、
「妊娠性歯肉炎」という病名があるほど。
歯肉炎は放置していると、やがて歯周病になってしまいます。

歯周病と早産の関係性?

歯周病と早産には関係があることはご存知ですか?
歯周病のある妊婦さんは、歯周病のない妊婦さんに比べて
早産のリスクが約7倍も増えるという研究結果があります。
これは歯周病菌が血管を通って子宮まで届くと、
免疫物質の影響で子宮収縮が引き起こされるためです。

当院では、妊婦さんのお口の状態を守る事が、
生まれてくるお子さんのお口を守る事の
はじめの一歩と考えています。

歯周炎が起こりやすい妊娠初期には歯科衛生士が
セルフケアや歯周病・ムシ歯予防、出産後の赤ちゃんの
口腔ケアについて指導いたします。
妊娠の安定期であれば、ほとんどの一般的な歯科治療が
可能になります。
お口の中について心配なことがありましたら、
お気軽にご来院ください。

当院では2歳からの予防歯科を推奨しています。

健康な歯はお子さまへのかけがえのないプレゼントです。
乳歯20本が生えそろう2歳頃に、口腔環境のバランスが
決まると言われています。
このバランスは、基本的に一生変わることはありません。
また、2歳までにムシ歯菌の感染があるかないかで、
その後のムシ歯のなりやすさに大きな影響があります。
一生残る健康な歯か、早くに抜けてしまう歯になるかは
小さい頃からの歯のケア次第です。

ご両親のムシ歯治療も大切です。

ムシ歯は感染症の一種です。
もともと赤ちゃんのお口の中にムシ歯菌はいません。
ムシ歯の主な感染経路はご両親。
赤ちゃんにごはんを食べさせる時、自分の使った
お箸やスプーンを使うだけでムシ歯菌はうつります。
ご両親にムシ歯や歯周病がなければ、お子様が
ムシ歯になるリスクを大きく減らすことができます。

永久歯に生え変わってからも

6歳から14歳の歯の生え変わる時期は、永久歯にとって
とても大切な時期です。
歯並びが変わるため歯磨きが難しく、生えたばかりの永久歯は
抵抗力が弱いためムシ歯になりやすいです。
当院ではブラッシング指導やフッ素塗布など、継続したケアで
健康なお口を守ります。

混合歯列期

仙台市の子ども医療費助成は当院でも受けられます。

0歳から未就学児
(6歳到達年度末まで)
無料
小学校1年生から
中学校3年生まで
初診時 500円
再診時 無料

※フッ素塗布など、保険適用外の場合は実費をいただくことがあります。